デジタルカメラならではの再現法(1)

(写真) 大雪の影響で30分遅れで越後湯沢に到着した5789列車 越後湯沢にて。2009-12撮影。
85mmf/1.2LⅡ 1/60sec f:4.0 ISO640 AWB 動体予測機能併用(一部トリミング)
早いもので、デジタル一眼レフに移行してから7年余り。
この間、フィルムカメラでは再現しにくい(というよりフィルムの性能上の限界(高感度=粒子の荒れ=ザラツキ感)で再現しにくいのだが。)場面での撮影が意外と面白いことに気がつきます。
今回はその中から、「デジタルカメラなら夜間の走行写真が撮れます。」という話をしてみようと思う。
紹介した写真は、つい先日まで私のHPのトップで紹介していた写真だが、この日の越後湯沢は朝から雪!しかも大雪になる気配…。私は沿線での撮影をあきらめ、駅での撮影をしようとそれとなく駅を見回すと、これが思った以上に撮りやすい。
とりあえず、お昼の下り貨物を撮り終えて、食事をはさんで宿に入り、しばし温泉につかってのんびりしていたら、程なく夕方の貨物の時間…。
しかし、雪は昼にも増してドカドカ降ってくる状況。さすがに在来線は遅れが広がり、貨物列車は来る気配が感じられない…。12月中旬、16時30分を回りすでに辺りは暗くなってきた。17時近くになって上野方に機関車のヘッドライトの明かりが!
すでに30分遅れて5789列車がやってきた!いくらホームの照明があるとはいえ、フィルムカメラでは終了打ち切りの場面だが、デジタルカメラなら、ちょっと工夫すればこのような記録が出来てしまうのだ!これはデジタルカメラの性能に感謝感謝なのである。
最近、鉄道雑誌でも多くなってきたのが、夜間の走行シーンを捉えた写真。これは今のデジタルカメラの性能の良さがなせる技であり、特に今や風前の灯火となったブルートレインなんかは昼の写真もいいけど、夜を走る写真を撮ってからこそブルートレインらしいと思うのは私だけですかねぇ?
デジタルカメラで再現できそうなことにはまだまだ撮って行きたいし、フィルムカメラと同じ感覚でデジタルカメラを使っている人には、もっともっとこういう表現方法にもトライしてもらいたいものです。
今までの撮り方よりもグッと表現の幅が広がり、さらに写真を撮ることの楽しみが増えると思います。
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