客車寝台特急列車終焉に向けて(15)

(写真)この場所でこの列車の写真は撮り納めになった。下り「カシオペア」。
東北本線 上野-尾久にて。2016年2月16日撮影。
EF135mm F/2L 1/1000sec f:4 ISO:500 WB:10000K
季節によっては、撮影がままならない場所もある。
この場所も、秋口から冬前までと春先の一時期のみだが、まだら光線になってしまって撮影がままならない場所なのだ。
この日の下り「カシオペア」を撮るのが、かなりギリギリの状況だった。
「カシオペア」が来る時間になって、ようやく全部陰になって雰囲気の出せる絵が撮れるようになった。
1か月前なら何てことなかったこの場所も、あと何日かすると、通過時間にはまだら光線になってしまう。
この日は510号機が先頭。どういうわけか?この機番でこのアングルだけがなかった。
最後になって、夕暮れ時に札幌に向かう寝台特急列車の雰囲気をつかんだ絵が撮れて本当に良かった。
いよいよあと1か月余りで、客車寝台特急列車は終わりを迎える…。
来年の今頃、もうこの姿を見ることは出来ないと思うと、一回一回の撮影はどういう形であれ、意味が出てくるのだ。
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