貨物北海道支社で活躍したDD51(根室本線2)
(写真)根室本線で帯広貨物駅以東を走る貨物列車を撮影するには、早朝が勝負だ。写真は2093列車(当時)
根室本線 古瀬-白糠にて。2005年6月23日撮影。
EF300㎜ F/2.8LⅢ 1/320sec f:4 ISO:250 AWB
この当時、根室本線帯広貨物以東の下り貨物列車といえば、3本中2本までが早朝に新富士に到着する。
特に、最初に到着する2093列車は早朝5時前後に新富士着なので、走りの写真を捉えるとなると、本当に日の長い時期に限られる。
しかし、6月の道東方面。天気は中々うまくはいかない…。
朝起きたら、雨が降っていたり、曇っていたり、晴れ予報にもかかわらず、濃い霧が立ち込めて撮影できずとかあったのだ。
車で寝ていたのに、朝起きたらがっかりなんてことが何度もあった…。
この日は前日夜に白糠の国道沿いの道の駅で寝ることにして、起きたのが午前3時40分。
6月下旬、この日は珍しく、すでに東の空が明るくなってきていた。
「これはいけるぞ!」
早速車で移動開始するが、通過時間を逆算すると、あまり時間がない。
早朝で、日の向きがいい場所が限られている。
白糠駅近くから、線路沿いの側道に入って眺めてみると、何とかなりそうだ。
時計は4時10分を過ぎている。定時なら、ほどなく列車が来る時間だ。
急いでセットして画角を合わせて、露出を決める。
やっとセットし終わったのもつかの間、踏切が鳴り出した。
やがて、右端からDD51が顔を出した。定時だ。
次位以下コンテナは満載。ピントを置いたところからシャッターを切った。
結果はご覧の通りだが、早朝4時台に通過の2093列車。ようやく捉えることが出来てほっとした。
本当に撮影するのが難しい列車だったので、撮れた時はすごくうれしかったことを覚えている。
現在、根室本線の貨物列車は、最初の便の新富士(釧路貨物)着が午前7時前後なので、ここまで早起きする必要はなくなった。
当時の早朝撮影は、2093列車・まりも・2095列車と、早朝1時間半くらいで3本イケるので、撮影効率がいい。
次回は、当時2番目に新富士に到着する2095列車(当時)についてコメントしていく予定です。
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