客車寝台特急列車終焉に向けて(7)~さよなら514号機~
客車寝台特急列車終焉に向けて(6)
客車寝台特急終焉に向けて(5)~復活した514号機~

(写真)ここに来て、昨年3月改正以降、唯一運用のなかった514号機が復活した。上り「カシオペア」。
東北本線 尾久-上野にて。2016年1月21日撮影。
EF200㎜ F/2.8LⅡ 1/500sec f:6.3 ISO:100 WB:太陽光
昨年3月改正以降、動きのなかった514号機が、正月明けから寝台仕業に復帰した。
客車寝台特急列車の終焉間際になって、唯一の青ガマが運用についたことが特筆される。
ただ…、この姿もいつまで見られるかどうか…。
いずれにせよ、「青ペア」は早めに記録した方がよさそうだ。
客車寝台特急列車終焉に向けて(4)
隅田川(タ)から姿を消した愛知EF641000

(写真)末期は、早朝に隅田川に到着する1098列車と夜間発車の3079列車に入っていた愛知EF641000。
写真は1098列車。
常磐線 隅田川(タ)付近にて。2015年3月12日撮影。
2015年末をもって、愛知641000運用の一部を仙台EH500に置き換えたために、愛知641000の隅田川運用が無くなった。
昨年春の改正から、隅田川近辺での撮影可能列車が1098列車しかなかったことから、運用差し替えは時間の問題だと思ってはいたのだが、今春の改正を待たずして差し替えられてしまった。
昨年秋頃には休翌日のみ設定のある89列車の隅田川(タ)~越谷(タ)の代走にも入っていたので、唯一日中走行が撮影できたのだが、これも見納めになった。
既に、今春の改正で愛知641000の首都圏運用がなくなるとか噂が飛び交ってはいるが、いよいよこれが現実になりそうな気がする。
既に民営化から29年…。
最後に作った国鉄形電機も、軒並み35年以上過ぎている。
これらの姿が、今日の今日まで拝めていること自体、或る意味奇跡的なのかもしれない…。
国鉄形電機は、形式に関係なく記録にとどめておく段階に来ているようだ。
朱い時刻(とき)から蒼い時刻(とき)へ(3)

(写真1)きれいな夕暮れが拝めるときに撮影に出られることを本当に幸せだと思う。
京成3000形の快特成田空港行。
EF28㎜ F/1.8 1/2000sec f:4 ISO:100 WB:10000K
「久しぶりに写真を撮りに行きました…。」
何がそういう気持ちにさせたのだろう…?
余りにも色んなことがあり過ぎたせいなのか…、それとも…。
そんなことからか…、
「きれいな夕暮れの写真が撮りたい!私の気持ちの思うままに…。」
何枚か撮った中で、雰囲気が出ていたのが写真1。
本当に夕暮れ前後のわずかな時間の光線変化は、私にとってものすごく写欲を掻き立てられるから不思議なのだ。
まるで影絵を見ているような錯覚に陥るのは気のせいだろうか?
この光線変化がたまらなく好きなのだ。

(写真2)家路に急ぐ電車のように見えるのは気のせいだろうか?普通成田行。
EF85㎜ F/1.2LⅡ 1/60sec f:4 ISO:100 WB:2500K 動体予測機能併用。
写真2のような日没後、完全に蒼い時間になるまでの時間で撮影するのも中々面白いのだ。
家路に急ぐ電車を再現したくて、ついつい流し撮り。
全てではないけど、家路に急ぐ人たちを乗せて電車は走る…。
外はとても素敵な時間変化をしているのだが、果たしてそれに気が付く人はどのくらいいるのだろうか…。
写真はすべて青砥-京成高砂にて。2016年1月13日撮影。